©Nakano Yukihide / SKYLAB

草間彌生 無限の鏡の間 - 心の中の幻/ Infinity Mirrored Room - Illusion inside the Heart

人と農と食とアート 自然の協奏曲 KURKKU FIELDS クルックフィールズ

これからの人や社会の豊かさを提案するサステナブル ファーム&パークが2019年秋(予定)千葉県木更津市にオープン!

KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)よ 永遠に(フォーエヴァー)。

The Beatles に「Strawberry Fields Forever」という曲があります。これはビートルズにとってもスタジオワークに没頭していくターニングポイントになった曲です。 実在のストロベリー・フィールズというのは、ジョン・レノンが普段から目にしていた孤児院の名前でした。それを「心配ないさ、ストロベリー・フィールズよ永遠に」と歌うジョンの心は、社会からこぼれ落ちてしまいそうな人やモノへの想像力に満ちていたということでしょう。

つまり、クリエイティヴやイマジネーションの力こそが世界を変えることのできる大切なものだということ。目の前にあるものも、月の裏側から畑の中の弱々しい微生物までも、すべてがつながっている。ひとが生きる本質的な心地よさと喜びを、行き過ぎた経済合理性からこぼれ落ちてしまった“いのちの手触り”を、クリエイティヴとイマジネーションで作っていければ。<KURKKU FIELDS>の名前はそんな想いに由来しています。

FARM

土と太陽が育む命の多様性

KURKKU FIELDSの30haにおよぶ敷地には、広々とした農場、水牛やヤギなどの牧場、平飼いの養鶏場が。そこではオーガニック農法をはじめとして、それぞれが命の豊かさにじっと耳をそばだてながら大切に育んでいくことを、みんなで熱意をもって実践しています。こうして採れる野菜、チーズ、卵などには、自然だけが響かせることのできる豊かな命が宿ります。本州ではここでしか食べられない出来たて水牛モッツァレラがその場で食べられるツアーや、さまざまなワークシショップ、収穫体験などバラエティに富んだメニューをご用意。みなさまにも命の循環と多様性を身近に体験いただくことができます。

FOOD

人と自然が織りなす美しいハーモニー

KURKKU FIELDSでは、場内の取れ立て素材の数々を窯焼きピッツァや焼きたてパンのベーカリー、ふわふわのシフォンケーキなどでその場で召し上がっていただくことができます。自然の生み出した繊細なおいしさが織りなしていく美しいハーモニーをご堪能ください。また、畑を荒らすなどやむない理由で捕獲された野生のイノシシなども、大切な命としてあますことなく活用。ソーセージなどジビエ/シャルキュトリのメニューにも畑で採れた野菜がふんだんに使われ、ここにもまた自然の力強い命の多様性が新たに生まれています。

ART

五感に響く祝祭のアート

太陽を起点として大地が育んでいくこのようなスペクタクルを、五感を使ってシンボリックに表してくれるのがアートです。LEDではなく自然光を使った草間彌生の作品をはじめ、環境と調和したアート作品を農場や敷地の中にさまざまに展示。古材を利用したタイニーハウスという宿泊施設もアートなライフスタイル提案です。KURKKU FIELDSには、多様な命の循環を感じることのできる自然の協奏曲が響き渡っています。

POSTSCRIPT Message from Producer TAKESHI KOBAYASHI

いまこそ“いのちのてざわり”を History of kurkku & Takeshi Kobayashi

「循環」ということを自覚的に考えるようになったのは、2001年のニューヨーク同時多発テロがきっかけでした。全世界を震撼させたあの事件は、単に遠くの突発的な悲劇などではなく、政治経済やエネルギー/循環などわたしたちの暮らしとも関わりあうなかで起きていた。

であるならば、自分たちの未来を誰かに委ねるのではなく、持続していける社会を自らの手で選んでいくためになにができるだろうか。その想いから2003年に環境に配慮したプロジェクトへのマイクロ・ファイナンス事業を展開する非営利団体<ap bank>を立ち上げました。2005年には音楽フェス<ap bank fes>をスタートさせ、その収益を有志や被災地ボランティア活動に充てることで、音楽を通して人々の想いが循環していく形を生み出すことができた。

そしてその傍ら、ap bankが持つサステナブルというコンセプトを実社会の経済のなかで実践していく場として2005年に<kurkku>が誕生します。(※注) 当時のエコブームなどにも後押しされ、kurkkuのオーガニック・レストランやプレオーガニックコットン事業などは都市型のビジネスとしてマーケットからも大きな評価を得ることができました。

しかし、2009年のリーマンショックを境に消費マインドは環境ではなくコストへと傾き、この国でも格差社会が権限しはじめます。そして2011年には東日本大震災と福島第一原発事故によって、わたしたちは命のあり方そのものまでを問われることになります。

ひとの営みの足元まで降りていき、そのうえで広く世界とつながる豊かな循環を生んでいくにはどうすればよいのか。

その大きな難題に対するひとつの答えが、被災地支援の一環として行われる総合祭<Reborn-Art Festival(リボーンアートフェスティバル)>でした。大きな被害を受けた宮城県石巻市/牡鹿半島を、アート/音楽/食の祭典によって、地元の方々とともに内側から作り上げていこうという試みです。

そしてもうひとつの答えがこの<KURKKU FIELDS>なのです。2010年から、すべての根幹である一次産業/有機農業をこの地で立ち上げ、そこにさまざまな人が枝葉のように宿り幅広いクリエイティヴの場として育ってきました。

新しく生まれたこの2つのプロジェクトのコンセプトはともに” いのちのてざわり ”です。

” 生きる ”ということの本質的な部分を、アートを中心に表現したのが<Reborn-Art Festival>であるならば、食べるということを中心として本質的な喜びを提供する場所がこの<KURKKU FIELDS>なのです。ここではさまざまな食のプロジェクトが生き生きとしたアートのようにみなさまを迎えてくれることでしょう。

<kurkku>という実践をはじめて早13年が経ちます。この<KURKKU FIELDS>はこれまでの数多くの活動を経てたどり着いたひとつの集大成だと感じています。サステナブルな未来の形を、いのちのてざわりを、ぜひここで実際に体験してみてください。

※注 kurkkuとap bankはコンセプトを一にするのみであり、運営等における資金においては一切関係はありません。

小林 武史

KURKKU FIELDS 総合プロデューサー

小林 武史