KURKKUFIELDS クルックフィールズ

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千葉県木更津市

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イマジネーションと
クリエイティビティの源泉

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ART
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アート

アートで
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クルックフィールズのアート

太陽から生まれる奇跡的なクルックフィールズの循環を讃えるかのようなアート作品の数々。作り手の意思と意匠によって、ミクロの世界から宇宙までも感じさせながらたたずむアート作品は、私たちの中に眠っているイマジネーションとクリエイティビティの源泉です。

人と環境がつながるヒントがこめられた厳選の作品たちを、自由にご覧ください。
淺井裕介

淺井裕介

Yusuke Asai

命の地層

《Strata of Sentient Beings》
2023年

淺井の代表作でもある泥絵シリーズの一つ。クルックフィールズのダイニングの壁面に、クルックフィールズをはじめとした内房総エリア各所の土20色と、久留里(君津市)の湧き水を使用して、多くのスタッフと協働しながら大型の壁画を制作した。

【 プロフィール 】
土、テープ、道路用白線などを素材に、国内外の様々な場所で奔放に絵を描き続け、マッチ箱から50mを超す壁画まで、作品を受け止める場所や環境にしなやかに呼応して絵画表現の本質を探る作家。
アニッシュ・カプーア

アニッシュ・カプーア

Anish Kapoor

Mirror (Lime and Apple mix to Laser Red)

2017年

作家はヨーロッパのモダニズムと仏教やインド哲学などの東洋的世界観を融合させ、シンプルな形と独自の素材の選択により、虚と実、隠と陽などの両極的な概念を共存させた彫刻作品で知られている。見る角度によって色彩も形状も表情が変わって見える本作は、異世界への入り口を思わせる神秘性を持つ一方、今ここに命を宿しているかのようであり、太陽の光や熱、人間の臓器や血液などを想起させ、その手触りを伝えてくれるようでもある。

【 プロフィール 】

1954年インド、ボンベイ生まれ。ロンドン在住。ホーンシー・カレッジ・オブ・アート(1973〜77年)、ロンドン・チェルシー・スクール・オブ・アート大学院(1977〜78年)で学ぶ。ヨーロッパのモダニズムと仏教やインド哲学などの東洋的世界観を融合させ、シンプルな形と独自の素材の選択によって、虚と実、陰と陽など両極的な概念が共存する彫刻作品を制作。

【展示場所】FLACC棟1F
FLACC棟内のアート作品は鑑賞いただけない日程がございます。予めカレンダーをご確認の上、ご来場いただきますようお願い申し上げます。
※鑑賞には「個別鑑賞券」(小学生以上一律500円)の購入が必要です。インフォメーションにてお求めください。
オラファー・エリアソン

オラファー・エリアソン

Olafur Eliasson

Mirror my orgasmic journey in me

2022年

​​色とりどりの手吹きガラスが、透明で重なり合う円や楕円を連想させるように配置されている。この10年間、エリアソンは色彩、透明感、重ね合わせというテーマに着想を得たガラス作品と水彩画を制作してきた。これらの作品のタイトルの多くは、円や楕円の構図と、曼茶羅の前に座る仏陀の歴史的絵画との類似性から着想を得ている。その意味で、バランスの取れた左右対称の本作品は、瞑想と発展のための抽象的で凝縮されたイメージを提示している。

※ 鑑賞には「個別鑑賞券」(小学生以上一律500円)の購入が必要です。インフォメーションにてお求めください。
カミーユ・アンロ

カミーユ・アンロ

Camille Henrot

デレリッタ

《Derelitta》
ブロンズ / 2016年

パリ生まれの作家は、人類学や博物学など幅広い分野からインスピレーションを受け、ユニークな作品に昇華させる。見捨てられた女性が嘆き悲しむ様子を描いたサンドロ・ボッティチェッリの絵画<La Derelitta>に着想を得たというこの彫刻は、車輪に足をかけ、これから駆動していくイメージも想起させる。それはあたかも生命の多様さを抑圧する力をしなやかに解きほぐすかのようだ。

【 プロフィール 】

1978 年生まれ。パリで活動する現代美術家。人類学や博物学など幅広い分野からインスピレーションを受けた作品は世界的に高い評価を受けている。ヴェネツィア・ビエンナーレ銀獅子賞受賞。
草間彌生

草間彌生

Yayoi Kusama

新たなる空間への道標

《GUIDEPOST TO THE NEW WORLD》
鋳造アルミニウム / 2016年

「赤い炎の色から、全世界と宇宙の中で私たちの未来を暗示するこの作品は、我々に無限大の未来を与え続けているいま。我々は道標の強い生命の輝きを永遠に讃歌し続け、深い感動をもって世界中に多くのメッセージを送り続けていくその素晴らしさ。そのことを全人類の人々は心の中で永遠に持ち続けてやまないことを私は信じきっている。この素晴らしい彫刻に対する大いなる感動を、毎日語り続けていく我々の人生観を忘れない。すべて万歳。彫刻よ万歳。赤い彫刻よ万歳」(草間)

時は過ぎゆけるか、死への近づき

《TIME GOES BY, DEATH APPROACHES》
2014年

草間が「心の中に次々と湧き上がるアイディアがカンヴァスに集積して作品になる」と語る、2009年から2021年にかけて延べ800点以上を完成させたアクリル絵画のシリーズ「わが永遠の魂」を代表する1点。漆黒の宇宙に浮かぶ無数の銀河のようにも見える目の集合や、網目、横顔、ユーモラスな人物像など、近年の草間作品に頻出するモチーフが、草間が生涯続ける反復の原理に忠実に繰り返し、そして鮮やかに描き出され、日常の風景から解き放たれた不思議な解放感をもたらしている。

【展示場所】FLACC棟1F
FLACC棟内のアート作品は鑑賞いただけない日程がございます。予めカレンダーをご確認の上、ご来場いただきますようお願い申し上げます。
※鑑賞には「個別鑑賞券」(小学生以上一律500円)の購入が必要です。インフォメーションにてお求めください。

無限の鏡の間 ー心の中の幻

《Infinity Mirrored Room - Illusion inside the Heart》
ミクスト・メディア / 2018年

太陽光が作品に射し込むことで出現するインスタレーション。
「ミラールーム」の名称で親しまれているこの作品だが、
屋外に設置されているのは世界ではクルックフィールズだけ。
自然の光により生み出される幻想的な空間を体感できる。

※ 平日は11:00-開催のツアー内と14:00-15:00、
 土日祝日は11:00-12:00・14:00-15:00の時間内で
 ご鑑賞いただけます。
 受付・整理券の配布はインフォメーションへ。

【 プロフィール 】

前衛芸術家。1929 年、長野県松本市に生まれる。幼少期から幻視・幻聴を体験し網模様や水玉をモチーフにした絵画を制作し始める。2016年文化勲章を受賞。
島袋道浩

島袋道浩

SHIMABUKU

ツチオとツチコ:55年後のBED PEACE

《Mr. and Ms. Soil: BED PEACE after 55 years》
2024年

遠く離れた二つの場所の石と土で、それぞれ人の形をつくってみた。石と石、土と土の出会い。
石のハネムーン。土のハネムーン。
その様子を眺めながら、ふと『人は死んで土に還る』という言葉を思い出した。この土の二人は本当に人だったのかもしれない。この作品はこれまで生まれ死んだ人たち、私たちの祖先のモニュメント。
同時に人と人がベッドの上で出会うことで、新しく人は生まれ人類は未来に続いていくだろう。この作品は未来のためのモニュメントでもある。
また、この二人をいつかどこかで見たことがあることにも気づく。1969年、アムステルダム、ヒルトンホテルのジョン・レノンとオノ・ヨーコ。ちょうど僕が生まれたあの年はベトナム戦争の最中だったけれど、50数年たった今もウクライナやガザ、そして世界のあちらこちらで戦闘が続いている。
55年後の BED PEACE。これから50年後、そして100年後、まだ戦いは続いているのだろうか?

【 プロフィール 】

1969年、神戸市出身。現在は那覇市を拠点に世界各地で活動。
1990年代初頭より国内外の多くの場所を旅し、その場所やそこに生きる人々の生活や文化、新しいコミュニケーションのあり方に関するパフォーマンス、映像、彫刻、インスタレーション作品などを制作。その作品は時に生き物と人間との関係にも及ぶ。 詩情とユーモアに溢れながらもメタフォリカルに人々を触発するような作風は世界的な評価を得ている。
Chim↑Pom
from Smappa!Group

Chim↑Pom
from Smappa!Group

Level 7 feat.明日の神話

《LEVEL 7 feat. "Myth of Tomorrow"》
FRP、アクリル絵の具、ラッカー塗料、ウレタン塗料

渋谷駅にある、日本の被曝のクロニクルを描いた岡本太郎の壁画《明日の神話》の右下にある隙間に、2011年3月11日におきた福島第一原発事故を描いた絵をゲリラ設置したプロジェクト。原子炉建屋からドクロ型の黒い煙が上がる様子を《明日の神話》と同じタッチで紙に描き、それを塩ビ板に貼ったものを連続した壁画の一部として自然に見えるように設置した。本作は2013年の岡本太郎記念館での個展の際に、そのドクロ雲を立体化したもの。

【 プロフィール 】

卯城竜太・林靖高・エリイ・岡田将孝・稲岡求・水野俊紀により、2005年に東京で結成されたアーティストコレクティブ。時代のリアルを追究し、現代社会に全力で介入したクリティカルな作品を次々と発表。世界中の展覧会に参加するだけでなく、独自でもさまざまなプロジェクトを展開する。
ファブリス・イベール

ファブリス・イベール

Fabrice Hybert

べシーヌの人

《The Man of Bessines》
1991年/2017年

本作は1991年にフランスの街ベシーヌで誕生し、以来、100以上ものクローンやコピーが地球上に広まっている。体に空いた11の穴から水を撒くことで周囲に溶け込み、自然の、また命の番人となるべくそこに立ち続ける。

【 プロフィール 】

1961年生まれ。フランスのコンテンポラリー・アート界の鬼才。ヴェネツィア・ビエンナーレでは最年少で金獅子賞を受賞。パブリック・アートから舞台美術まで幅広く活躍。
増田セバスチャン

増田セバスチャン

Sebastian Masuda

ぽっかりあいた穴の秘密

《Gaping Hole Secret》
2019年 - 2020年

「穴」。それは凸凹のぼこ。圧倒的なネガティブな存在である「穴」が、空に向かってどこまでも突き出ていくとき、それはポジティブになりえるだろうか? ミヒャエル・エンデ作「モモ」の主人公は、円形劇場の廃墟に住みついた女の子のはなし。モモに話を聞いてもらうと、悩みをたちどころに解決してしまうので、モモは、いつの間にか町になくてはならない存在になりました。「穴」に降りていくと、そこは誰かの劇場。空を眺めたり、佇んだり、考えごとをしたり。穴の中で誰かの物語を空想しながら、私たちは“ぽっかり空いた穴”をキラキラで満たしていきます。— 増田セバスチャン

【 プロフィール 】

1970年生まれ。1990年代前半より演劇や現代美術に関わり、1995年に表現の場としてのショップ「6%DOKIDOKI」をオープン。現在は東京とニューヨークに拠点に、一貫した独特な色彩感覚からアート、ファッション、エンターテインメントの垣根を越えて作品を制作。
クルックフィールズのアート
KURKKU FIELDS STORY

クルックフィールズのアート

クルックフィールズの楽しみ方
アート作品で特別な体験を
ART

こんにちは。アート作品の管理を担当している佐藤可奈です。最近の私は、一時的に担当から離れていた『ミラールーム』の案内を再開し、アート作品を楽しまれているお客様と触れ合う日々を大切に過ごしています。KURKKU FIELDS には現在11点のアート作品があり、そのほとんどを自由にご鑑賞いただくことができますが、一部の作品は特別な鑑賞体験をしていただくために、有料の特別公開という形でご案内しています。

ART
クルックフィールズの楽しみ方
アート作品で特別な体験を
百年後芸術祭
『百年後芸術祭〜内房総アートフェス〜』を終えて

3月23日から5月26日の約2ヶ月間に渡り開催された『百年後芸術祭〜内房総アートフェス〜』が閉幕しました。内房総アートフェスとは、市原、木更津、君津、袖ケ浦、富津の内房総5市・官民協同による、百年後の未来をつくっていくための新しい形の芸術祭です。

EVENTART
百年後芸術祭
『百年後芸術祭〜内房総アートフェス〜』を終えて
百年後芸術祭
芸術祭スタッフに聞いてみた!
ART

こんにちは、山名隆也です。2024年3月23日(土)からはじまった千葉県150周年記念事業「百年後芸術祭〜内房総アートフェス〜」。この期間中はせっかくの機会なので、その芸術祭スタッフのみなさんにインタビューをしてみました。

ART
百年後芸術祭
芸術祭スタッフに聞いてみた!
百年後芸術祭
百年後芸術祭 〜環境と欲望〜 内房総アートフェスが始まります!
ART

3月23日(土)から開幕する『百年後芸術祭』- 内房総アートフェス - では総勢約80組のアーティストの約90作品が内房総5市(市原市、木更津市、君津市、袖ケ浦市、富津市)で展開されます。

その他「通底縁劇・通底音劇」と言われる音楽ライブや、食イベントなども開催に向けて絶賛準備を進めていますので、今回はそんな芸術祭の情報を発信させていただきたいと思います。

ART
百年後芸術祭
百年後芸術祭 〜環境と欲望〜 内房総アートフェスが始まります!
KURKKU FIELDS REPORT
ダイニングに新しいアート作品が誕生しました!

こんにちは。KURRKU FIELDS 場内のデザインを担当している佐藤可奈です。8月31日から9月14日の約2週間に渡り、現代美術家の淺井裕介さんに、ダイニングの壁画の公開制作をしていただきました。今回はその制作の様子についてお話ししたいと思います。

DININGART
KURKKU FIELDS REPORT
ダイニングに新しいアート作品が誕生しました!
クルックフィールズの楽しみ方
ミラールーム鑑賞のご案内

はじめまして。アートの案内を担当している佐藤可奈です。今回はクルックフィールズにあるアート作品「草間彌生による『無限の鏡の間 — 心の中の幻』」について少しお話ししたいと思います(以下は通称の『ミラールーム』と称します)。

ARTEXPERIENCE
クルックフィールズの楽しみ方
ミラールーム鑑賞のご案内