木更津東高校との取り組み
UPDATE 2022.11.28
こんにちは。教育事業部を担当している岩佐直美です。今回は千葉県立木更津東高等学校さんと行った商品開発の取り組みをレポートします。
始まりは2021年11月。ちょうど1年前から活動が始まりました。
クルックフィールズの理念や活動について学校で講義したり、冬休みには今度は生徒さん、先生がクルックフィールズに来てくれたり。自然と共生していくために日々、私たちがどんな活動をしているのか、見て聞いて理解を深めてもらうところからスタートしました。
最初は、
「クルックフィールズという名前は知っているけど、よくわからない。」
そう言っていた生徒さんも、興味津々に質問してくれたり、楽しそうに場内を回ってくれました。
ただ、さすが女子高生。堆肥にはなかなか近づいてくれませんでした。
さて、東高校 × クルックフィールズで一緒に何ができるでしょうか?
話し合いの結果、有機農業や地産地消を学ぶために、自分たちの手で野菜を育てるところから商品開発・販売まで一貫して行おう!ということになりました。
春には全員でさつまいもを植え付け、夏休みの間も代表の生徒さんが定期的に野菜の手入れに来場してくれました。
1つの野菜に集中してじっくり観察してみると、野菜の成長って想像よりもとても早い。もちろん同じくらい、まわりの草たちも。
9月の商品説明会では、さつまいもを使った5種類もの商品が登場。商品の多くは野菜を余すことなく、さつまいもの皮まで使用してくれていました。
どの商品にも生徒さんのこだわりがあり、緊張した面持ちでいる生徒さんを横目に、とても美味しく頂いたのを覚えています。
迷いに迷い、議論を重ねた結果、
・苗(いち)から育てたさつまいもそのまんまクッキー たべてほっこり紅温菓(べにはるか)
・ほんわりさつまいもニョッキ ~クリームソース仕立て チップスを添えて~
を販売することに決定しました。
販売開始後は、ニョッキもクッキーも大好評。
親御さんが食べにきてくれたり、東高卒業生の方が購入してくれたり。
クッキーの可愛い見た目にお土産として購入される方も多くいらっしゃいました。
今回、さつまいもを植えるところから商品開発まで長期的に取り組みを行うことで、知識だけではなく、生産者の想いや商品開発の楽しさ、大変さを体感してくれたのではと思います。
地元の方と継続的に交流していくことで、私たちの想いを伝えるきっかけになり、改めて木更津の良さを感じられる機会となりました。
回を重ねるごとに生徒さんや先生との距離が縮まることもとても嬉しかったです。
木更津東高校のみなさま、市のみなさま、ありがとうございました。
大阪生まれ埼玉育ち。青山学院大学卒業。卒業後はシンガーソングライターとして都内を中心に活動。その後IT企業に入社し、デジタルアートの屋内施設を6年運営。子どもたちを対象にしたイベントやワークショップを数多く企画し、地元の学校や企業、行政と共に体験を提供する中で、「大人になる前により多くの体験をし、将来の選択肢を広げてほしい」と、徐々に教育に興味を持つ。2021年より KURKKU FIELDS に入社。現在はプログラムコーディネーターとして日々活動中。