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水牛の話 5 チーズ 用の水牛はどこから 1

UPDATE 2021.03.31
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dairy

たまに【水牛がいればモッツァレッラチーズができる】と思っている人がいます

できません!(まずやろうとする前にご相談ください、お話しくらいは聞けますので)

乳用種の水牛でないと搾乳できません、、、、原材料が手に入りません、、、輸入しないといけません

私もイタリア修行から帰ってきてから【イタリアから水牛仕入れるか、、、社長も数頭ならくれると言っていたし、、】

ということで検疫所に電話しました【イタリアから水牛を輸入したいのですが】

【ダメです】  、、、そうなの?じゃあ【ブルガリアは?】ダメです

【仕方ないな、、インドは?】ダメです  、、、、

口蹄疫や狂牛病が一度でも発生した大陸から生きた動物は輸入できないようです(パンダやトラなどは除外?)

【え、、、じゃあどこからなら可能なんですか?】

オーストラリアかニュージーランドからなら可能です  【ほー、、、そうですか】

オーストラリアとニュージーランドに水牛がいるか?調べてみると野生でたくさんいるらしい、だがスワンプ型で乳用種ではない、、、

そこで、よーく調べてみると

いましたよ!まだイタリアから生体を輸入できた30年ほど前に60頭ほど輸入して水牛牧場をやっている人が!(2021年現在400頭ほどに増えてます)

Shaw River Buffalo【この人に売ってもらうし かない】

動物の輸入?どうするのか、、、そこはやはりプロに頼みますそういう商社があるのです、その会社に問い合わせます

【オーストラリアから水牛を輸入したいです、Shaw River という牧場です】

そしたら【ああ、、、そこはうちのエージェントが交渉しましたけど、断られました】

やはり日本で水牛のモッツァレッラチーズを作ろうとした人はいるもんですな、、、、

でもね、、、【そのエージェントが へたれ かもしれないじゃないですか!】そんなことで引き下がる訳にはいかない、、、

そこでメルボルン郊外にあるその牧場へ行って交渉することにしました

竹島英俊Hidetoshi Takeshima

東京都生まれ。南イタリアの水牛モッツァレッラ工場や水牛牧場で働き、2008年に宮崎県で水牛牧場を開業、水牛モッツアレッラチーズの生産者となる。その後、北海道でのチーズ農場経営を経てクルックフィールズに参加、2018年より場内でチーズ作りを開始、日々新鮮なチーズ作りを追求している。