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歴史と志が交差する春の祝祭「Salon de Bocchi × 伝売日本市 × Bocchiツキ市」出店記

歴史と志が交差する春の祝祭「Salon de Bocchi × 伝売日本市 × Bocchiツキ市」出店記

UPDATE 2026.04.30

こんにちは。マーケットチームの土井です。

心地よい春風を通り越し、最高気温は25度に届きそうな夏日となった4月11日、12日の2日間。

千葉県旭市にあるピーナッツブランド「Bocchi」を舞台に開催されたイベントは、単なるマーケットの枠を超えた、ものづくりへの拘りと地域の誇りに対する熱量に溢れた特別な空間となりました。

イベント当日は、初夏を感じさせる陽気と、周りを囲む田圃の水面が光り輝く絶好のコンディション。そんな美しい風景の中、私たちはLankaチームとperusチーム(2日目のみ出店)と共に、KURKKU FIELDSとして初めて出店してきました。

今回のイベントが大きな意味を持っていたのは、2026年という年が持つ「3つの節目」が重なったことにあります。1つ目は千葉県落花生導入150周年、2つ目は株式会社セガワ創業80周年、そして3つ目はBocchiブランド10周年。

千葉県における落花生栽培の歴史は、1876年に山武市で産声を上げ、それから150年。

収穫した落花生を野積みして自然乾燥させる「落花ぼっち」は秋の風物詩としても愛されてきました。ブランド名である「Bocchi」には、そんな地域の原風景と、手間を惜しまない誠実なものづくりへの想いが込められています。

今回のイベントでは、旭市でお米と落花生の問屋として80年もの間、一次産業の火を絶やすことなく守り進化を続けている、現代表の加瀬さんによるブランドヒストリーを映像として見させていただく機会も。その歩みの中から生まれたBocchiが10周年を迎え、地域の誇りである文化が150年の節目を迎えたこのイベントに参加させていただける喜びを、他の出店者さんたちと分かち合える瞬間もありました。 

そして、このスペシャルな年に花を添えたのが2019年からスタートした「伝売日本市」です。

「みんなで全国を回り、伝えながら売ろうよ」という熱い一言から始まったこの活動は、日本各地の地場産業に携わる「ものづくりの達人」たちの熱を運ぶ旅でもあります。

「日本各地の地場産業を日本の隅々まで伝えたい、地場産業のあり方を日本の隅々まで伝えに行きたい」。そんな願いを込めて旅を続ける食と工芸のスペシャリストたちが、九州、近畿、東海、北陸、そして関東全域から旭市に集結しました。

普段は異なるフィールドで生きるプレーヤーたちが、それぞれの地域特性を存分に活かした生産品を持ち寄り、自身の誇りと他者への尊敬を持って一堂に会する。そこには、大きな一つの「クラフトマンシップの輪」が生まれていました。

単に物を売るのではなく、その背景にある風土や技術、職人の魂を直接使い手に手渡していく。その姿勢は、私たちが大切にしている「いのちのてざわり」とも深く共鳴するものでした。

そんなイベントの大きな魅力の一つが、会場の至る所でBocchiの落花生を使用したスペシャルメニューが楽しめること!!

KURKKU FIELDSマーケットでも取り扱いのある「とろり蜜 甘なつと」は、大粒の『おおまさり』を継ぎ足し蜜で丁寧に炊き上げた半生菓子のような食感で、落花生の常識を覆す逸品!!

私たちも日頃マーケットで販売させていただく中で、お客様がその味に驚きリピートされる姿を何度も目にしてきました。そんな確かな品質を持った商品が会場のあちこちに並び、イベント全体の熱源となっているのを終始肌で感じました。

また、私たちKURKKU FIELDSのブースも終始活気に溢れていました。

既に何度も出店経験のあるLankaのパンはやはり大人気で、2日間とも開店と同時に行列が続き、午前中にはほぼ完売。根強いファンの方々との温かい再会は、何より嬉しい時間でした。

また、私たちの代名詞でもある鹿や猪のジビエフランクは初めて召し上がる方も多く、「猪ってどんな味なんだろう?」、「初めてだけど、どっちが食べやすいのかな?」と思い思いに想像を膨らませて選ばれた方々が、そのジューシーさに感動し「美味しかったです!」と直接感想を伝えてくださる場面も。

他にも、KURKKU FIELDSのさつまいもとBocchiの落花生がコラボした優しい甘さの「ポタージュ」、ドリンクキュレーター小高によるこの日限りの「ピーナッツコーラ」、さらには宮城シェフ特製の「全粒粉担々麺」など、落花生で繋がる豊かな恵みが会場を満たしていました。

同じ千葉県内とはいえ、木更津と旭・銚子エリアは100km近く離れており、普段はなかなか気軽に顔を合わせることも難しい距離です。しかし、こうした貴重な機会に日本中から志を持った人々が集まり、互いの活動を確認し合える時間は、私たちにとってかけがえのない宝物となりました。

“一次産業の火を絶やさない”

セガワさんが80年守り続けてきたその志は、Bocchiという形になり、そして伝売日本市という大きなうねりも伴って、多くの人々を惹きつけています。

歴史を敬いながらも、軽やかに、転じて熱く進化を続けるものづくりの未来。食べる・触れる・聞く。そのすべての体験が、お客様一人ひとりの心に確かな「熱」として灯ったことを確信しています。

私たちもまた、自分のフィールドを耕し続け、新たな恵みを蓄えていきたい。そう思える素敵なイベントとなりました。素晴らしい場を共にしたBocchiの皆様、伝売日本市の仲間の皆様、そしてご来場いただいた皆様に心からの感謝を込めて。私たちはこれからも、この熱を胸に、それぞれのフィールドで「いのちの物語」を紡ぎ続けていきたいと思います。

土井彬寛Doi Akihiro

千葉県君津市出身。都内を中心に関東各地を巡りながら、主に衣・食・住に関わる業種でマネジメント経験を積む。これまでの経験を活かしながら、地域に根差したまちづくりに携わりたいという思いから、地元である千葉へUターンし、KURKKU FIELDSに参画。無類の緑色好き。

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