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アート作品で特別な体験を

アート作品で特別な体験を

#コラム #アニッシュ・カプーア#オラファー・エリアソン#中村拓志#草間彌生

UPDATE 2024.07.31

こんにちは。アート作品の管理を担当している佐藤可奈です。

最近の私は一時的に担当から離れていたミラールームの案内を再開し、アート作品を楽しまれているお客様と触れ合う日々を大切に過ごしています。

KURKKU FIELDS には現在11点のアート作品があり、そのほとんどを自由にご鑑賞いただくことができますが、一部の作品は特別な鑑賞体験をしていただくために、有料の特別公開という形でご案内しています。

今回は、『特別公開』を行っている3つのアート作品のご紹介をさせていただきます。

まずは、オラファー・エリアソン『Mirror my orgasmic journey in me』

作品は写真の建物の中にあります。

鑑賞されるお客様には、建築家の中村拓志さんが設計した祠(ほこら)をイメージした建造物の中に一人ずつお入りいただき、仏陀(ブッダ)を想わせる手拭きガラスの作品と対峙していただきます。

アート作品を通じて自分自身と向き合う時間をぜひ体験してください。

残りの2つ作品は、場内の一番奥に位置する FLACC 棟にてご鑑賞いただけます。

1つは、草間彌生『時は過ぎゆけるか、死への近づき』

アクリル絵画のシリーズ「わが永遠の魂」を代表する作品で、漆黒の宇宙に浮かぶ無数の銀河のように見えるさまざまなモチーフが、日常から解き放たれた不思議な解放感をもたらしている作品となっています。

屋外には草間彌生作品が2つもあるのでそちらに注目してしまいがちですが、ひっそり飾られている3つ目の草間彌生作品もぜひみに来てください。

FLACC 棟にあるもう1つの作品は、アニッシュ・カプーア『Mirror (Lime & Apple mix to Laser Red)』

一見すると球体なのか平面なのかもわかりません。見る角度によって色彩も形状も全てが変わって見える本作は、観る者を異なる時空へ誘う入口のようでありながら、太陽や生き物の赤血球をも彷彿とさせます。

屋外に展示している作品にも言えることですが、これらの作品は特に鑑賞する人によって感じ方が変わる作品だと思っています。

3作品とも1枚の「個別鑑賞券」で鑑賞することができますので、普段の KURKKU FIELDS に加えて特別な体験をしたいという方は、ご来場の際にインフォメーションスタッフまでお申し付けください。

さらに⋯

2024年7月27日(土)からはじまっている クルックフィールズの SUMMER NIGHT ですが、こちらの期間中(2024年7月27日〜2024年9月1日までの土日)はこちらの個別鑑賞券で地中図書館の見学ができます。

普段は会員予約制の図書館を見学いただける機会をどうぞご利用ください。

佐藤可奈Kana Sato

愛知県出身。2020年武蔵野美術大学・木工専攻を卒業。卒業後は幼児用家具の会社で、椅子や机の設計・デザインを担当していたが、千葉県への引越しをきっかけにアートと自然に囲まれて仕事ができるクルックフィールズへ入社。今まで学んできたデザインや木工制作などの技術を生かして仕事に邁進中。

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