お買い物だけではないお店へ
UPDATE 2024.07.31
こんにちは。マーケットの中村です。みなさん、KURKKU FIELDS のエントランにあるマーケットにはもうお越しいただきましたか?
お店がオープンしたのは1年と少し前、2023年のゴールデンウィークです。KURKKU FIELDS でつくられた野菜や卵、チーズにソーセージなどを中心に販売していますが、実はマーケットではお買い物だけではない取り組みを少しずつはじめています。
予想以上の反響をいただいているのが青い箱の「PASSTO (パスト)BOX」。
これは家で眠っている洋服などの不用品を回収するためのボックスです。
資源を循環させる取り組みを行っている ECOMMIT が、使わなくなったモノを回収し、再流通させる仕組みを構築しています。
モノを捨てるのではなく、必要な誰かに渡す=「pass to」するから「パスト」というネーミングが生まれました。郵便ポストみたいにどこにでもあって、使わないものを捨てるのではなく、誰かに「パストする」ことが日常になれば素敵ですね。
そして最近のマーケットはいろんなものをリユース(再利用)しています。主に卵パックに紙袋、保冷剤です
再利用の紙袋と卵パックには「REUSE ME!」(再利用してね!)のスタンプを押して、無料でご提供しています。
KURKKU FIELDSの平飼い卵を購入いただく際も、卵パックを1回限りの使い捨てにするのではなく、ぜひ次のお買い物でお使いいただければと思います。「MYパック」を持参してくださるお客様を見つけると嬉しくなって、自然に会話が弾みます。卵パックに絵を描いて何度も使ってくださるお客様もいらっしゃるのですが、楽しんでリユースできるのが一番ですね!
今月からスタートした新たな取り組みが「コルク」の回収です。Tokyo Cork Project の取り組みに参加する形で始めました。
このプロジェクトではコルクを回収、再成形して、瓶の栓やインテリアグッズ等を生み出しているのですが、実は KURKKU FIELDS の地中図書館の読み聞かせホールのベンチは Tokyo Cork Project の素材が使われています。すでにマーケットで販売している「アップサイクルコルク」も Tokyo Cork Project のものです。KURKKU FIELDS のにんじんジュースやトマトジュースの瓶にぴったりサイズのコルクなので、空き瓶もコルク栓をつければ、小物やドライハーブなどを入れる容器として活用できます。
KURKKU FIELDS にはワインを楽しんでいただけるお店がいくつかあるため、日常的にコルクが出てきます。今後はそれらのコルクも再利用できると思うと、大好きなワインもより美味しく感じます。
お客様からのコルクも回収しますので、KURKKU FIELDS にお越しの際はマーケットにお持ちくださいね。
このように、マーケットではできるだけ「使い捨て」の包装材を減らしたいと思っています。包装材は食品を新鮮に安全にお届けするために最低限必要な物ではありますが、量り売りをするなど工夫しながら取り組んでいきたいと思います。
ぜひ一緒に楽しく、捨てない暮らしを始めてみませんか?
大阪市出身。関西学院大学総合政策学部卒業、イタリア食科学大学大学院修了。10年ほど大学職員として学生の海外派遣や留学生のサポートを行う。その中で異文化理解やソーシャルインクルージョンに食が深く関わっていると感じ、スローフード運動発祥の地へ留学。季節のものをシンプルにいただくイタリアの暮らしを気に入り、KURKKU FILEDSにイタリア文化に通じるものを感じ、2023年に入社。