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#コラム

UPDATE 2022.6.1

こんにちは。

広報を担当している小林真理です。

Instagram にも投稿しましたが、6月20日は臨時休業とさせていただき、全社スタッフで研修を行いました。今日は研修の様子を少しご紹介したいと思います。

今回のテーマは「クルックフィールズの循環を知る」こと。サステナブルという言葉がメディアに取り上げられるようになりましたが、それを体現している施設って一体どんなことをしているの?とお客様に聞かれたとき、実感を持ってきちんと説明できるようにすることが大きな目的の一つです。

午前中は全員でフィールド作業を行い、午後はグループに分かれて場内の循環の仕組みを学ぶワークを行いました。今回のフィールド作業は、延々と竹を片付ける竹運び。竹を資源として畑の土づくりに使ったり、鶏舎の床に入れたり、発酵させて鶏の餌にしたりするために、鶏舎の裏の竹藪を切り開いて竹粉づくりをしている農業部の仕事をみんなで実践しました。

地域で取れる未利用資源を活用することで、持続可能な農業に近づく。ぱっと聞けば聞こえの良い話ですが、実践するということは今回体験したような地道な仕事の積み重ね。楽ではない方法ですが、それでもこういう農業を選んでいるのにはちゃんと理由があります。

一つは、大きなサプライチェーンの中で農業をしていると、何か一つがうまくいかなくなった時に、立ち行かなくなってしまうことを知っているから。最近では「レジリエント(回復力のある)」というキーワードを見かけることがありますが、まさにその考えで、何があっても近くで必ず手に入るものを日頃から知りそれを活用することは、持続可能な農業の基本の姿勢でもあります。

そしてもう一つの理由は、知っているもので食べ物ができるという納得感と安心感が得られるから。

自らの手で竹を抜いてその力強さを知ったり、粉になって発酵してきた時の香りや温度を感じたり、そうしてできた土でつくった野菜やたまごを食べた時、そこに香る風味に、五感で感じる納得感が得られます。なんでも頭で考えて終わらせてしまいがちな現代人ですが、すべてのものは頭で考えて、手でつくり出すもの。その「手ざわり」を、仕事だからと手放さずにしっかりと持ちながら働くことが、すべてのクリエイティビティの源泉になるし、そうやって働くことは何より楽しい。そこまでいけばこっちのものです。本当に、楽しい。

まだまだ道半ばな私たちですが、仕事を通じてこの楽しさが感じられるように、そしてお客様にその楽しさが伝わるように、仕事を積み重ねていこうと思った1日でした。

小林真理MARI KOBAYASHI

1987年東京生まれ。上智大学卒業。カリフォルニア留学時代にマーケットやオーガニックスーパーに触れ、新たな食の流れに触れる。総合商社で7年勤務する傍ら、2017年に「出会いと暮らし」をテーマにしたマーケット「SUORA CAFÉ」を主宰。2018年より KURKKU FILEDS 創業メンバーとして入社。

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