KURKKU FIELDS 体験レポート(上智大学)
UPDATE 2023.8.10
循環型農業をベースに、持続可能な社会に向けた活動を日々実践する KURKKU FIELDS には、毎年中学生〜大学生、大人の方まで様々な方が体験やスタディツアーに来場してくれます。
先日は、上智大学に通う留学生のみなさんが KURKKU FIELDS にきてくれました。
当日は、到着後さっそく、スタッフが解説をしながら場内を1時間かけてぐるりと1周。
野菜クズを堆肥にするミミズコンポストや、牛糞を堆肥にしている堆肥舎、ソーラーファームに微生物や植物の力を借りて排水を浄化するバイオジオフィルター、ジビエのお肉を加工・販売する店舗や養鶏場・牛舎など、 KURKKU FIELDS の各所を周りました。
各所を周ったあとは、資源の循環をテーマにした、農業プログラム。
木更津周辺で捕獲される猪の骨や、木更津の漁師さん達から頂いた蠣殻、地域の竹で作ったブランコを撤去した後の竹をどのように農業に利用しているのか。
実際に触ってみたり、粉砕してみたりしながら、理解を深めてもらいます。
農業だけではなく、養鶏事業で鶏の餌に活用している地域の未利用資源の話もさせていただきました。
その後は今が収穫最盛期!
トマト(フラガール)を食べながら、夏野菜をたくさん収穫してもらいました。
場内で採れる食材をふんだんに使用したランチボックスを食べたあとは、グループに分かれてディスカッションです。
テーマは、「あなたがKURKKU FIELDSで新エリアをつくるとしたら、どんなエリア・施設にしますか?」です。グループに分かれ、今日の気づきを活かし、意見交換。
各グループ、スタッフに向けてプレゼンしていただきました!
各グループからは、
・KURKKU FIELDS内にある大きな池(マザーポンド)で養殖をしたらどうか。
・KURKKU FIELDSのMUSEUMを作るのはどうか。
・ブドウ(果樹)を育て、ワインを生産。絞った後のブドウ粕は堆肥に。
・より来場者が増えるよう、ここでしかできない体験(チーズやバター、収穫した野菜での調理等)を作ってはどうか。
等、限られた短いディスカッションの時間で、たくさんのアイデアをいただきました。学生のみなさんのフラットで自由な目線での意見は、普段のスタッフ同士での会話ではでてこない内容も多く、とても参考になりました。
最後には、
・大学卒業後すぐに農業を始めるには?
・施設として直面している課題はなに?
等、大学生ならではの質問をいただき、もう少し対話を続けたかったのですが、名残惜しみながらプログラムを終了しました。
学生のみなさん
猛暑の中、大変お疲れ様でした。
帰り際、「楽しかったです」「東京からのアクセスを教えてください」等、感想をいただき、とても嬉しかったですし、私たちも充実した1日を過ごすことができました。
またお会いできることを楽しみにしています!
KURKKU FIELDSでは、学生〜大人の方まで日々体験プログラムを提供しています。ご興味のある方は、experience_kf@kurkku.jp までお気軽にお問い合わせください。
プログラムは、教育プログラムのオフィシャルサイト からもご確認いただけます。
次はどんなみなさんと出会えるのか、楽しみにしています!
大阪生まれ埼玉育ち。青山学院大学卒業。卒業後はシンガーソングライターとして都内を中心に活動。その後IT企業に入社し、デジタルアートの屋内施設を6年運営。子どもたちを対象にしたイベントやワークショップを数多く企画し、地元の学校や企業、行政と共に体験を提供する中で、「大人になる前により多くの体験をし、将来の選択肢を広げてほしい」と、徐々に教育に興味を持つ。2021年より KURKKU FIELDS に入社。現在はプログラムコーディネーターとして日々活動中。