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ある日の KURKKU FIELDS
情熱の一瓶『リリコイバター』

情熱の一瓶『リリコイバター』

#レポート #RYO'S FARM#パッションフルーツ

UPDATE 2024.09.30


こんにちは。マーケットの豊岡です。記録破りの長い残暑が続いていましたが、早くなった日没や、夜に聞こえる鈴虫たちの声に確かな秋の訪れを感じます。やっと実りの秋が重い腰をあげてやってきたようです。

そんな中、先日 KURKKU FIELDS のスタッフたちで、とあるフルーツの農作業のお手伝いに行ってきました。

そのフルーツを漢字で書くと

『果実時計草』

これは難読漢字すぎますね。

ユニークな花の形が時計盤に似てることが由来なのですが⋯⋯せめて『情熱果実』とでも書いてくれれば腑に落ちるのに。

そう、そのフルーツとは『パッションフルーツ』です。向かったのは KURKKU FIELDS のある木更津市から南へ1時間、房総半島の南部に位置する館山市。

1年を通して温暖な気候の千葉県の南国で情熱を込めてパッションフルーツを栽培している『RYO’S FARM』さんです。オーナーの梁(りょう)さんは、耕作放棄地だった農地を借りて2012年に農園を立ち上げました。農業とサーフィンで灼けた肌と温かい人柄が溢れ出る笑顔が印象的な農家さんです。

まずは梁さんからウェルカムパッションフルーツをいただきました。

収穫したての果実の芳醇な香りが食べる前から鼻腔をくすぐります。果肉を種ごと口に含むと、口の中は一気に南国に!ギュッと凝縮された甘さと爽やかな酸味でいくらでも食べられます。今まで食べてきたパッションフルーツとは一線を画す濃厚な味に一同驚きの声があがりました。

興奮冷めやらぬまま本編の農作業へ。

実は今回お手伝いさせていただいた作業にこそ、濃厚な味を生みだす正体とも言える梁さんのこだわりがあるのです。パッションフルーツ畑を訪れると、ひととおり収穫を終えてなお元気よく生い茂るパッションフルーツの樹が広がっているのですが、その中からあるものを回収します。

幾重にも重なる葉と蔓の中から探し出したのは『洗濯バサミ』です。なぜこの洗濯バサミが美味しさの秘訣かというと、熟してくると自然に落果するパッションフルーツの特性に関係します。落果した果実は追熟させることで美味しく食べることもできるのですが、梁さんは落果させず樹上で完熟させるそうです。収穫する最後まで樹から栄養をたっぷり蓄えるので、濃厚な甘味の果肉になります。

そのため、完熟まで自然落果しないように果実ひとつひとつにていねいに洗濯バサミを取り付けるのです。

この重要な役割を果たした洗濯バサミたちを回収するのが、我々のミッションです。

燦々(さんさん)と太陽が降り注ぐ畑の中で作業すること約1時間。汗だくになりながら集めた洗濯バサミは1000個をゆうに超え、瞬く間にコンテナがいっぱいになりました。なんと梁さんはこの数の洗濯バサミを一人で取り付けたそうです。

こだわりの詰まったパッションフルーツは RYO’S FARM さんのホームページから購入可能です。

また、この RYO’S FARM さんのパッションフルーツを贅沢に一個まるごと(種も入っています)使用し、厳選した国産バター、卵、砂糖とじっくり煮込んだプレミアムなバタージャム『リリコイバター』を KURKKU FIELDS のマーケットでも販売中です。

濃厚なパッションフルーツのトロピカルな風味とクリーミーなバターがトーストとの相性抜群。

KURKKU FIELDS のパンドミのお供にもぴったりなので、是非お試しください。

豊岡佑介YUSUKE TOYOOKA

千葉県出身。千葉県内で市役所職員として13年間勤務。農業や食によるまちづくりの推進に関する部署に所属し、生産者と交流することが多かった中、視察に訪れた KURKKU FIELDS で、生産者の想いを敬重し、魅力的な商品で溢れるマーケットに興味を持ち入社。

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