待ち遠しい
UPDATE 2024.10.31
農場長の伊藤です。
野菜栽培をしていると、いつも空を見上げて、風を受けながら
天気や気温を感じ取っています。
暑い夏から一気に秋に突入かと思ったら⋯また夏日がやってくる。
10月は季節の変わり目ですね。
秋は、収穫できる野菜の種類が少なくなる季節です。
夏野菜の栽培が終わり、冬野菜はまだ成長途中だからです。
けれど種類が少ないだけで、秋に獲れる野菜たちの美味しさは格別です。
このものがたりの表紙を飾っているのは、
毎年 KURKKU FIELDS で栽培をしている、10月中旬〜11月初旬に収穫できる枝豆です。
「小糸在来(こいとざいらい)」というこの枝豆は、地元の生産者と農協さんのご尽力により、農場周辺の地域で代々受け継がれてきたものです。
茹でた枝豆は、お茶っ葉のような芳醇な香りとしっかりとした甘みが特徴で、食べだしたら止まらなくなります。3週間という限られた期間しか味わえないのがとても残念です。
でも、その希少性がまた良いのかもしれません。
四季を感じて、その旬の恵みを頂く。
季節の流れを身体全体で受け止めながら過ごしていきたいですね。
冬の収穫に向けてニンジンも大きく育ってきました。
これからの季節も楽しみです。
KURKKU FIELDS オーガニックファームの農場長。大学時代に kurkku の最初のレストランである「kurkku kitchen」にてサービススタッフとして勤務。そこで「野菜の美味しさ」と「農業の世界」に感銘を受け、千葉県鴨川市で自然農法の修行をする。その後「ap bank」に入社し ap bank fes のフードエリアなど担当。その後「耕す木更津農場(現在の KURKKU FIELDS )」立ち上げメンバーとして2010年から有機農業一筋で駆け抜けてきた。