開通
UPDATE 2025.9.30
こんにちは、農場長の伊藤です。今回は、谷津田の開墾の進捗具合について書きますね。
農業部のインスタグラムアカウント kurkkufields_farmers の投稿やストーリーズをご覧のみなさんは 〜今日の農場長〜 シリーズで時々、ご覧になっているかもしれませんが、来春の田植えを目指して、田んぼの復田作業中です。
(使われなくなった田んぼを、栽培できるレベルまで開墾して復活させています)
10年近く前に、地元の方が耕作されなくなってから
田んぼに、出入りをしていなかったため
昔は軽トラが通っていた道も、ご覧の通り
樹が生えてしまっており、歩くのですら困難な状態でした。

この夏は田んぼの中を整える作業よりも前にやるべきことがあり
「道の開通」と「水の流れの開通」という大事な作業を、メインに進めていました。
「道の開通」がなぜ大事かというと、重たい機械の移動や暑い夏の作業中に給水するためのジャグを運んだりするからです。
重機や軽トラで田んぼの奥まで移動できると、作業の進み具合が倍くらい変わってきます。
特に今年のように35度を超えるような猛暑では、体力の温存は不可欠になります。ということで、お米作りは、まず農道作りからです。
なんとか、夏の間に250mの農道が無事開通しました!

みなさんも開墾作業にお招きしたいところですが、今は、重機とチェーンソーを使う作業ばかりで危険度が高いため、お声がけできておりませんでした。
次に
「水の流れの開通」についてです。
水田において、水は栽培上で最も重要です。
整備された配管・用水路がないこの谷津田は
山の絞り水、湧き水をいかに「集め・流す」かがポイントになります。
一部、お客様数名にお手伝いいただいた場所も含めて手や重機で流れを作っている最中です。
当たり前の事なんですが、水は高い所から低い所へ流れます。
10年以上耕作されていないと土手は崩れ、水路も壊れているため、一から作り直します。
雨が少なかった今年の真夏、限られたチョロチョロ水をジーッと見つめ、離れた場所から、森と田んぼの勾配をジーッと見つめ
「水の流れ」をイメージし、脳内で「水路の設計図」を作ります。
「この場所に」「こんな深さで」「この道具を使って」
というように、段取りをして、いざ取り掛かります。
「滞っていたもの」が「流れ出す」のは
どこかホッとする気持ちになります。

道を通す。
水を流す。
どちらも「通す」「開通」するということ。
引き続き、「復田・開墾」の様子はインスタグラムやオフィシャルサイトで随時UPしていきます。来年の田植えに向けて、またみなさんにもお声がけしますので情報をチェックしてください。

KURKKU FIELDS オーガニックファームの農場長。大学時代に kurkku の最初のレストランである「kurkku kitchen」にてサービススタッフとして勤務。そこで「野菜の美味しさ」と「農業の世界」に感銘を受け、千葉県鴨川市で自然農法の修行をする。その後「ap bank」に入社し ap bank fes のフードエリアなど担当。その後「耕す木更津農場(現在の KURKKU FIELDS )」立ち上げメンバーとして2010年から有機農業一筋で駆け抜けてきた。