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農場にカブトムシがやってきた!

農場にカブトムシがやってきた!

#コラム #カブトムシ

UPDATE 2023.11.30

 

こんにちは!循環の仕組みづくり、環境保全担当のよっしーです。

クルックフィールズの中にある森には、実にたくさんの動植物が生息しています。

春から秋にかけては、クワガタムシやタマムシ、ヘビやカエルなど様々な生物が姿を現し、生命の豊かな営みを感じることができます。

一方で、場内には昆虫の王様とも言われるカブトムシはほとんど生息していません。

その理由は、場内にカブトムシの幼虫が生息できる環境が少ないため。

そこで、2022年12月から3ヶ月ほどの時間をかけて、冬のあいだ農場に遊びにきてくれたこども達と一緒に「カブトムシベッド」という仕掛けを作りました!

仕組みはいたってシンプル。

森に落ちている枝を組み合わせて円形の柵を作り、そこに落ち葉や堆肥をたくさん貯めていきます。

仕掛けはシンプルですが、作業はとっても大変で、3ヶ月もの間こども達と一生懸命仕掛けを作りました。

カブトムシベッドの完成から約8ヶ月。

夏を過ぎ、少し涼しくなってきた秋のある日、カブトムシベッドの中身を掘り返してみました。

一緒にカブトムシベッドを作ってくれたこどもたちの期待を背負って、手に汗握る緊張の時間です。

落ち葉や堆肥が分解して腐葉土のようになった場所をていねいに掘り返すと⋯いました!

今まで生息していなかったカブトムシの幼虫です!

今年は夏の間、極端に雨が少なかったためか、カブトムシの成虫も少なく、発見できた幼虫は予想より少なく10〜20匹ほどでした。

しかし、こどもたちが頑張ってくれたおかげで、農場でもカブトムシが生息できるようになったのです!

しかし予想外の出来事も……

別の日にカブトムシベッドを観察しようとすると、明らかに動物が掘ったであろう穴が空いているではありませんか!きっとカブトムシやコガネムシの幼虫の匂いに誘われたアナグマやタヌキが、おいしいご飯を求めてやってきたのでしょう。

人が自然に少し手を加えることで、生き物たちの新たな営みが始まる。

今後も人と自然がともに豊かになる取り組みをお客様と作っていく予定です!

吉田和哉KAZUYA YOSHIDA

株式会社KURKKU FIELDS 循環・環境部門マネージャー。大学院まで野生生物(対象はアライグマ)の研究をした後、首都圏で法人営業の経験を経てKURKKU FIELDSに入社。現在はサステナビリティを専門に、循環の仕組みづくりや生物多様性の保全、果樹栽培を担当しながら、人が生きることで地球環境が豊かになっていく暮らしを日々実践している。

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