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冬の樹木と野鳥の話

冬の樹木と野鳥の話

#コラム

UPDATE 2024.01.31

 

こんにちは。循環の仕組みづくりや果樹を担当している吉田です。

冬は樹木の剪定(せんてい)をする季節。

果実やスパイスになる葉など、私たちに恵みを分けてくれる樹木がもっと活き活きするように枝を切る作業を剪定といいます。

剪定作業をしていると、バッタやトカゲが木の枝に刺さっていることがよくあります。

これはモズという野鳥の仕業。

「モズのはやにえ」といって、冬の食糧が少なくなる時期に備えて、秋のうちに捕まえた獲物を枝に刺して保存しておくのです。

剪定したい枝に限って「はやにえ」が刺さっていることが多いのですが、そんな時ははやにえと共に枝を切らずに残すことにしています。

モズは捕食者として、野菜や木の葉を食べてしまうイモムシやバッタを食べてくれる私たちの大切なパートナー。

生き物たちが寒い冬を乗り越えられるように、私たちもできる限り見守っています。

年が明け、今年も梅の花が咲き始めました。

いつも畑を守ってくれるモズに感謝をしながら、今日も樹木に向き合っています。

吉田和哉KAZUYA YOSHIDA

株式会社KURKKU FIELDS 循環・環境部門マネージャー。大学院まで野生生物(対象はアライグマ)の研究をした後、首都圏で法人営業の経験を経てKURKKU FIELDSに入社。現在はサステナビリティを専門に、循環の仕組みづくりや生物多様性の保全、果樹栽培を担当しながら、人が生きることで地球環境が豊かになっていく暮らしを日々実践している。

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