どんな本があるの? 前編
UPDATE 2024.01.31
こんにちは。
地中図書館のご案内を担当している山名隆也です。
これまでに地中図書館に来られた方も、まだ来られていない方も「地中図書館にはどんな本があるの?」という疑問をお持ちのはず。
今回はそのことについて、私の一推しの「棚」たちと合わせてご紹介したいと思います。
地中図書館に配架された本は約3300冊。これらは、本との出会いを求めて「さまよう」ことをテーマに並べられています。そのため公共図書館で目にするような日本十進分類などの分類はされておらず、棚ごとに「食」や「農業」といった大まかなテーマ分けがされています。
まず KURKKU FIELDS といえば「食」ということで、食べ物や飲み物に関係する本が約350冊もあります。その中でパン、料理、チーズといったより細かなグループに分けられて配架しています。
私がオススメしたいのはこちらの棚で、スパイスやお酒の本が多く並んでいます。
料理や食に関係する本というと、レシピ本をイメージすることの方が多いと思いますが、ここに並んだ本を手にとって、世の中には色々な種類の食の本があることに気づいていただければと思います。
続いても KURKKU FIELDS といえばな「農」。もちろん農業だけでなく、漁業や狩猟など一次産業の本で集められた棚が館内のあちらこちらに存在しています。
ここでのオススメはこちらの棚。狩猟や養鶏の本が揃っており、普段の生活に欠かせないけれど、生産課程がイメージしにくいお肉や卵について学ぶことが出来ます。小学生向けの本もあるので、ご家族でご覧になっては如何でしょうか。
まだまだ KURKKU FIELDS らしさが続きますが、今度は「自然」の本の棚。イラストや写真も多いので子どもたちにも人気の本が多いです。
私の一推しは鳥類を中心とした動物の棚です。読み聞かせホールの中にも鳥の本がいくつかあるので、鳥好きの方はそちらも探してみてください。
もちろん「アート」に関する本も外せません。海外の展覧会図録といった洋書が多くあるのがこのテーマの特徴で、写真集のようになっている本もあり、言語の垣根なく楽しめる本が揃っています。
「アート」=「芸術」の棚ということで、絵画や立体作品の他、音楽や写真、映画やアニメに関係する本もここに含まれています。
地中図書館の入り口近くには「アート」の棚が多く集まっていますので、低いところや高いところの棚にも目を向けてください。
さて、まだまだ紹介していないテーマの棚もありますが今回はここまで。続きはまた次回お話ししたいと思います。
1999年鳥取県出身。奈良大学卒業。大学では仏教美術について研究していたが、本好きが高じて書店に就職。その後、perusシェフである兄から誘いがあり2023年4月 KURKKU FIELDS に入社。本を通した人間成長、知識の伝承・探究というものに価値を見出している。