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真夏に輝く空飛ぶ宝石

真夏に輝く空飛ぶ宝石

#コラム #タマムシ

UPDATE 2023.7.31

こんにちは! 循環の仕組みづくりや自然環境保全を担当している吉田和哉ことよっしーです!
梅雨も明けていよいよ夏も本番。ジリジリと暑い日差しを感じる日が増えてきました。クルックフィールズの森では今、ある生き物が真夏の太陽を浴びながらキラキラと輝きながら空を舞っています。

みなさんは「タマムシ」という生き物をご存知でしょうか?

テントウムシやカブトムシと同じくコウチュウ目に分類される細長い体つきの生き物で、鮮やかな緑色に赤紫の差し色が入ったような「玉虫色」が特徴です。

とても美しい宝石のような姿から、昆虫少年&昆虫少女の憧れの虫のひとつ。
僕も子供の頃タマムシを見つけたらとびきり嬉しい気持ちになりましたが、年々数を減らしていると言われています。

そんなタマムシが KURKKU FIELDS に姿を現し始めるのは6月前後。梅雨が明ける7月中旬からピークを迎え、よく探すとたくさんのタマムシを見つけることができます。

タマムシがいるのは、場内に生えているエノキという樹木のそば。成虫はこの木の葉っぱを食べて暮らしており、多い時には10匹以上のタマムシがエノキの周りを飛んでいる姿を見かけます。

ただ、このタマムシ、捕まえるのがとっても大変!
真夏の暑い日を好み、大きなエノキのてっぺんの方を飛んでいるので、素手はおろか網も届かず、優雅に飛んでいる姿を遠目に指をくわえて眺めることしかできません。

そんなタマムシを捕まえるのに必要なのは根気とたっぷりの水分。

夏の日差しの中、たまーに網の届く範囲に降りてくる個体を待って捕まえる必要があります。
チャンスが来るのは10分に一度あれば良い方なので、たくさんお水を飲みながら辛抱強く待った先にタマムシチャンスが訪れます。

捕まえるのが大変だからこそ、捕まえた時の喜びはひとしおです。

ただ、タマムシはストレスに弱く、人工飼育はかなり難しいと言われているので、もし捕まえた場合は観察した後には元にいた場所に返してあげてくださいね!そしてスタッフにぜひ喜びの声をお伝えください!

吉田和哉KAZUYA YOSHIDA

株式会社KURKKU FIELDS 循環・環境部門マネージャー。大学院まで野生生物(対象はアライグマ)の研究をした後、首都圏で法人営業の経験を経てKURKKU FIELDSに入社。現在はサステナビリティを専門に、循環の仕組みづくりや生物多様性の保全、果樹栽培を担当しながら、人が生きることで地球環境が豊かになっていく暮らしを日々実践している。

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