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私たちのベーカリー

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#コラム #ベーカリー

UPDATE 2022.10.6

こんにちは。ベーカリーでパンを作っています。米山紗弓です。

クルックフィールズで働き始めて1年が経ちました。

春夏秋冬を目で肌で食で感じられるこの場所で、「季節が変わっていく」という当たり前なことに、大人になってからワクワクしている自分がいます。

いつも、車から降りて朝の静かな場内をベーカリーまで歩くたった数十メートルがとっても心地いいです。

わたしたちは日々大好きなパンを作っていますが、

この度メニューを一新してリニューアルオープンすることになりました。

そのお話をさせてください。

季節が移り行くように、身の周りの環境、人や気持ちも変化します。

少し前に、ここのパンを作ってきた人が、新しい道に進むことになりました。

その時、ここのパンが好きで働き始めた私は、「どうしてこのパンを作っているの?」と聞かれても、このパンを作った作り手の想いを、残された自分が語っていいのかなと、自信と勇気がありませんでした。

クルックフィールズには同じ場内に野菜や卵、シャルキュトリー、チーズなどいろんな分野の作り手がいて、いつでも気軽にコミュニケーションがとれる環境にあります。

県内にも小麦やお塩などの作り手がいて、その方々と関わり、想いを知ると食べたときものすごく幸せな気持ちで満たされます。

「そんな声をパンとして形にするベーカリーにしたいね」と、改めて自分たちの「大切にしたいこと」をみんなで話し合い、今のわたしたちが、ここに来てくださるお客さまに、「こういう想いを込めて作ったパンです!」とお伝えできるお店にするため、そして経験も技術も未熟なわたしたちがお店を続けていくために、大阪のパン屋さん「ル・シュクレクール」の岩永シェフのお力添えいただき、リニューアルに至りました。

そして大切に育てていきたいパンたちができあがってきています。

今年はクルックフィールズで育てた小麦が豊作で、自分たちで製粉してすべての生地に全粒粉を混ぜています。全粒粉とは、白い部分だけではなく、小麦をまるごと粉にしたものです。

「使うなら全粒粉やろ、だってもったいないじゃん。」

と岩永シェフが仰ったとき、小麦を大切にしたい思いが伝わった!とスタッフと顔を合わせて笑顔になったのを覚えています。

パンドミにもクロワッサンにも茶色い粒々が見えます!

パンの材料をたどっていくと「土」から生まれていて、野菜も動物も土で育っていて、自然はすごく身近にあるんだと感じました。

パンを買って、場内をぐるっと歩いたらお気に入りの場所を見つけて、ぜひ広がる景色や空気を感じながらパンを食べてみてください♩

これからのパンたちもみなさまに愛されますように!

スタッフ一同、心を込めてお作りしていきます!

応援よろしくおねがいいたします。

米山紗弓Sayumi Yoneyama

食べることと作ることが好きで、何でも形にして食べられるパン屋さんに憧れ、農業高校食品科学科卒業後、製菓専門学校へ。県内のパン屋に6年勤めるが、素材から作る楽しさを求めて2021年9月にKURKKU FIELDSに入社。

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