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たまご、時々にわとり。

たまご、時々にわとり。

#エッセイ #オーガニックファーム#たまご#養鶏

UPDATE 2023.7.31

こんにちは。養鶏担当の松村洸大です。

「いのちの手触り」

これは、クルックフィールズにお越しいただいたお客様に何か気づきを感じていただけるように私たちスタッフが日頃考え、伝えようとしていることです。

卵、そして鶏にとって、「いのちの手触り」とは、「湯気で感じ、想像すること」だと思っています。

産みたての卵
鶏肉になる鶏

どちらも冬場にそのシーンに立ち会うと湯気を感じ、そこに命が宿っているということを肌身で実感します。

真夏の酷暑では、気温が高いために目でそれを見ることができず、忘れがちになるこの命宿る湯気ですが、私たち人間だけがもつ「火を使う」という文化を通して、湯気が再現されます。それは、出来立ての料理です。

テーブルに並ぶ品々の湯気に多様な命を感じ、想像して、食べる。
卵や鶏に、命が宿る湯気が立つことを、身をもって知っている私にとって、(命を)「いただきます。」と手を合わせることはまさしく畜産物の供養になると思っています。

卵が身近になり、それに反して鶏が遠い存在となってしまった現代社会に生きる人たちに、私が伝えたいのは「卵を産むのは鶏」ということだけです。

養鶏を生業とする者として、伝えるべきことを発信しようとの思いから養鶏の新しい体験コンテンツを始めることになりました。コンテンツはふたつ。「にわとり餌やり体験」と「卵を知る会」です。子供には感性を刺激するような、大人には少し立ち止まって考えるきっかけになるような体験が提供できればと思っています。衛生管理を踏まえた上での開催となるため、不定期での開催となることもありますが、お客様に多くお越しいただける土日をメインに、開催を始めています。

鶏を自分の目で見て、鳴き声を耳で聴き、餌を触って、匂いを嗅いでいただき、卵をお求めになった方はさらに自宅で味わっていただくことで、五感を通じて卵と鶏のことを知っていただけるような内容にできればと思っています。

普段は入ることのできない養鶏場や飼料庫などを養鶏担当の私、松村がご案内いたします。
ご参加後に「たまご時々にわとり」な日常生活になっていただけたらそれ以上の喜びはありません。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

※ 養鶏体験コンテンツはしばらく不定期開催になります。
※ 開催については Instagram @kurkkufields_farmers にて告知させていただきます。

松村洸大Kota Matsumura

1994年生まれ。東京都府中市出身。20歳の時に旅したインドで鶏に関心を持ち、大学卒業後、北海道生活に浸りながら養鶏業に携わる。都内の実家で10ヶ月間、鶏(雄雌)との共同生活を経て、2022年2月に株式会社耕すに入社。現在も鶏に取り憑かれながら、循環をテーマにした美味しい卵をお客様にお届けできるよう、日々研究中。

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