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よっしーのわくわく生き物探検隊
VOL.3 恋の季節、到来。

VOL.3 恋の季節、到来。

#コラム

UPDATE 2023.3.10

こんにちは。

自然体験を担当している吉田和哉です。

晴れた風のない日は野鳥がさえずり始めました。

春は多くの生き物にとって恋の季節。寒い冬を超えてようやく訪れる恋の季節に向けてさえずりの練習をはじめたのは、ヒバリやウグイス、シジュウカラなどの野鳥達。少しずつ生き物達が賑やかに活動する季節になってきたのがわかります。

ところで皆さん、「さえずり」と「地鳴き」の違いをご存知ですか?ウグイスの鳴き声は、「ホーホケキョ」と表現されますが、これは「さえずり」といって、繁殖期にメスを呼ぶための鳴き方。普段は「地鳴き」といって「チャッ、チャッ」と鳴きます。春が近づくとウグイスが姿を現すと思っている方がいるかもしれませんが、実はウグイスは一年中そこにいて、さえずりとは違う声で鳴いています。これは何の鳥の鳴き声かな?と思っていたものが、実はウグイスだった!ということもよくあります。

クルックフィールズでは、本格的な繁殖期を前に、場内に鳥の巣箱を設置し始めました。

この鳥の巣箱は、昨年の11月に開催した親子向けのイベントで農場に遊びに来てくれた皆さんと作った鳥の巣箱。あの時作った巣箱は今どこにあるんだろう?と思っている参加者の方がいるかもしれませんが、鳥が巣を作るのは、1年の中でも繁殖期にあたる春だけ。巣箱は、今か今かと、活躍する時を待っていました。

「鳥の巣」というと、木の上にあって卵の上に親鳥が座っているお椀型の巣や、軒下に作られるツバメの巣が思い浮かぶでしょうか?巣箱の形や環境によって、そこに巣を作る鳥の種類が変わりますが、今回設置した巣箱は、シジュウカラがよく使う巣箱です。場内にいくつか設置しているので、クルックフィールズに遊びにきた時は、遠くから見つけてみてくださいね。(あまり近寄ると、鳥が怖がって子育てを放棄してどこかへ飛んでいってしまうこともあるのでお気をつけください!)

鳥達が巣箱を使ってくれるか今から楽しみです!

吉田和哉KAZUYA YOSHIDA

1993年千葉県生まれ。大学院で野生生物(対象はアライグマ)の研究をしたのち、ベンチャー企業やリクルートでの営業経験を経て2020年10月に KURKKU FIELDS に入社。「自然の魅力や価値を伝える」ことを人生のミッションとし、KURKKU FIELDSでは循環の仕組みづくりや自然環境保全、果樹づくりを行いながら、来場者向けの体験企画を担当している。

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