地中図書館オープンに向けて
UPDATE 2023.1.31
こんにちは。
図書館の蔵書の管理をしている佐藤可奈です。
昨年の11月24日から宿泊者限定でプレオープンしていた地中図書館ですが、いよいよ2月16日より予約制で本格的にオープンいたします。
本日は、待ちに待った地中図書館オープンまでの裏側を少しお話しできればと思います。
現在、地中図書館には3000冊ものの本が並んでいますが、クルックフィールズのスタッフと「book pick orchestra」代表の選書家・川上洋平さんと共に、11月14日から3日間にわたり本棚に本を並べる作業を行いました。
事務所に届いた大量の本を地中図書館に運び入れるだけでもかなりの重労働。
スタッフ10名ほどで、床を覆い尽くす数の段ボールから本を1冊ずつ取り出して、付属のシールを剥がしたり、しおりを外したりしながら黙々と本を本棚に並べていきます。
その後は、本をジャンルごとに分けていく作業。
ジャンルごとと言っても、街中にある図書館のような色わけや番号を振るような分け方ではなく、独自のつながりが感じられる棚になるように本を組み合わせていき、川上さんを中心に棚を完成させていきました。
選書は自然や農的な暮らしに関するものを中心に、詩や哲学、歴史、宗教、科学や経済と広がっており、他にも画集や絵本、レシピ本なども豊富です。
ソファー席や、小部屋もあるのでみなさまのお好きな空間で、それぞれ読書を楽しんでいただけます。
地中図書館の奥には読み聞かせスペースがあり、ドーム状の壁一面に本が並んでいる景色は圧巻です。
建築はNAP建築設計事務所の中村拓志さん。
既に地中図書館の外観を見たことがある方は、まさしく地中にあるようにひっそりと存在するその佇まいに魅力を感じていただいているのではないでしょうか。
準備期間は作業の手が止まり、魅力ある本たちに吸い込まれているスタッフもいたりしましたが、無事みなさまにもお楽しみいただける準備が整いました。
まもなく KURKKU FIELDS MEMBERSHIP のみなさま向けの入館予約もスタートいたします。クルックフィールズにご来場の際はぜひ地中図書館へ足を運んでみてください。
みなさまのご来館をお待ちしております。
※ 地中図書館のご利用は KURKKU FIELDS MEMBERSHIP の加入が必須となります。
メンバー登録がお済みでない方は、下記のリンクよりご登録をお願い致します。
https://kurkkufields.jp/membership/
愛知県出身。2020年武蔵野美術大学・木工専攻を卒業。卒業後は幼児用家具の会社で、椅子や机の設計・デザインを担当していたが、千葉県への引越しをきっかけにアートと自然に囲まれて仕事ができるクルックフィールズへ入社。今まで学んできたデザインや木工制作などの技術を生かして仕事に邁進中。