サーモンと紫蘇ジェノベーゼのブルスケッタ
UPDATE 2021.9.19
こんにちは!
KURKKU FIELDS ダイニングシェフの山名です。
今回はイタリア定番の軽食であるブルスケッタを紹介します。ブルスケッタとは、パンの上に好きな具材をのせて食べる前菜です。味付け次第ではおつまみにもなります。
ご家庭でも簡単につくることができる前菜ですが、今回は素材に注目し、KURKKU FIELD らしいブルスケッタにしました。ポイントは3つ!
1つ目は、ダイニングの隣にあるベーカリーのミルクパン。こちらのミルクパンは場内で飼育されているブラウンスイス牛のミルクを使用し、柔らかいミルクの香りが楽しめるパンで、私個人的にも一番好きなパンです。
2つ目は、場内で採れた野菜たちです。トマトはフレッシュとセミドライの2種類の仕立てでメリハリをつけ、オクラは茹でずに生のまま使うことで、日本人が好む特有のネバネバ成分と生のシャキっとした食感を楽しめます。イタリア料理といえば定番のジェノベーゼには紫蘇を使用。そして今回レモンは若いグリーンレモンを使い、ライムのような青いリッチな香りをプラスしました。
3つ目は、木更津産『陸上養殖サーモン』です。環境問題や海に依存しない持続可能な食の未来のためにつくられた養殖場で、その味は養殖とは思えないほどの旨味が特徴です。
長くなりましたが、ブルスケッタは本当に自由な料理です。
今回は『サーモンと紫蘇ジェノベーゼのブルスケッタ』ですが、自分だけのオリジナルのレシピを作ってみるのもオススメです。ちなみに可能であれば、サーモンは燻製できたらもっと最高の味になります!
ではつくっていきましょう!
【 紫蘇ジェノベーゼのつくり方 】(20個分)
材料
・紫蘇 130g
・オリーブオイル 250g
・カシューナッツ 60g
・粉チーズ 50g
・塩麹 30g
・蜂蜜 10g
・ニンニク 6g
・塩 1g
① すべての材料をボールに合わせ2時間ほど冷蔵庫に入れておく。
② ①をミキサーにかける。
【 セミドライトマトのつくり方 】
材料
・プチトマト 200g
・塩 1g
・オリーブオイル 少々
・乾燥ハーブ 適量
① トマトを半割し塩と乾燥ハーブをまぶす。
② バットに並べてオリーブオイルを少量かけて、90度のオーブンで4、5時間火入れする。
【 ブルスケッタのつくり方 】(5人前)
材料
・お好みのパン 5スライス
・紫蘇ジェノベーゼ 適量
・サーモン 100g
・プチトマト 40g
・ドライトマト 50g
・オクラ 30g
・赤玉ねぎ 40g
・オリーブオイル 5g
・レモンの皮 適量
・ハーブソルト 1g
① サーモンをあらかじめハーブソルトで味付けしておく。
② 赤玉ねぎを幅2mmでスライスし水にさらしておく。
③ パンを200度のオーブンで5分ほど焼く。
④ ③がある程度冷めたら、紫蘇ジェノベーゼを塗る。
⑤ プチトマトは四つ割りにし、オクラは幅 3~5mm にスライス。
⑥ ドライトマトとスライスした1、2、5をボールに合わせる。
⑦ ⑥にすり下ろしたレモンの皮とオリーブオイルを加える。
⑧ しっかり混ぜ合わせたら、④の上に適量のせる。
1995年生まれ。鳥取県鳥取市出身。大阪調理製菓専門学校卒業。大阪のレストラン「クイントカント」に約4年半勤務しスーシェフを務める。在職中にシチリアのミシュラン一つ星にて研修。退職後、東京の会員制レストランでシェフを務める。KURKKU FIELDS DINING のシェフを経て、2022年11月オープンのレストラン perus のシェフに。