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ある日の KURKKU FIELDS
果実がたわわに実るように

果実がたわわに実るように

#コラム #農業

UPDATE 2022.3.1

こんにちは。
クルックフィールズの広報をしている小林真理です。

最近クルックフィールズにお越しいただいた皆様はお気づきかもしれませんが、入り口からすぐのところに植えられているレモンなどの柑橘やイチジク、オリーブの木々が剪定されました。果樹の剪定を主に担ってくれているのはスタッフの松藤博人さんと吉田和哉くんです。

松藤さんは山形県にある「果樹園 白雲」の園主でもあり、リンゴや葡萄など、数々の果物を20年にわたって育ててきました。松藤さんの剪定には必ず意味や理由があり、それは果実を「おいしくしよう」「たくさん採ろう」という自身の思いだけからくるものではなく、その木が一番上手に、自然の力を活かして成長し、果実にその力が集積するように、という理論に基づいています。松藤さんが切った木が、翌年にぐんぐん成長している姿を見ると、自然の力ってすごいなぁと、感動すら覚えます。

松藤さんに教えてもらいながら剪定を学んでいるのが吉田くん。クルックフィールズに来てくれているお子さん達からは、よっしーと呼ばれ、生き物観察会や森の探検などを行っていますが、場内の循環の仕組みを整える役割も担っています。高等植物のなかでも、何年も栄養を蓄積して成長していく木から、果実を採っておいしく頂くことは、持続可能な循環を生むためにクルックフィールズにとってとても大切なことだという使命感とやりがいを持って、日々木に向き合ってくれています。

春の暖かさがやってきて木が成長する前に、木が吸い上げた養分がしっかりと元気な枝に行き渡るように、葉っぱの色や太陽の当たり方、切った枝の断面を見て、剪定をしていくことは、最初のうちはとても時間がかかる作業。それでも、春が来て、夏が来て、その間に元気に成長していく木を見ていると、何とも言い難い喜びを感じると松藤さんは言います。場内にある木々が、一斉にたわわな実をつけているところを想像するだけで、胸がいっぱいになりますね。

クルックフィールズにお越しの際は、ぜひ道沿いにある果樹にも、ちょっと気を留めてみてください。ちょっと目線を変えてみると、新たな発見があるかもしれませんよ。

小林真理MARI KOBAYASHI

1987年東京生まれ。上智大学卒業。カリフォルニア留学時代にマーケットやオーガニックスーパーに触れ、新たな食の流れに触れる。総合商社で7年勤務する傍ら、2017年に「出会いと暮らし」をテーマにしたマーケット「SUORA CAFÉ」を主宰。2018年より KURKKU FILEDS 創業メンバーとして入社。

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