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2021.11.30

KURKKU FIELDS コンポストバッグ 発売開始!

KURKKU FIELDSは家庭から出る生ごみをベランダや庭で堆肥化できるコンポストバッグを、パーマカルチャーデザイナーの四井真治氏を招き共同で開発し、オンラインショップで販売を開始しました。

都市に暮らすみなさんに、生ごみを自然の力で堆肥化し、その堆肥で植物や食べ物を作っていく体験を提供することで、ライフスタイルを「循環型」にシフトさせるための製品です。

都市に住んでいても、自然とつながることで「循環型」のライフスタイルに少しずつシフトしていくことができます。みなさんもこの「循環型」のライフスタイルにぜひご参加ください。KURKKU FIELDSのスタッフも精一杯サポートします!

<ご購入はこちらから>

<製品の特徴>

・スタイリッシュで機能性が高く、臭いもない家庭用バッグデザイン

KURKKU FIELDSコンポストバッグは、スタイリッシュなデザインで、都市でもベランダなどの屋外に簡単に設置することができます。1日200~300g程度の生ごみを、約2ヶ月間、毎日投入できます。ペットボトルなどの廃プラスチック材をリサイクルした素材は生ごみの発酵のために必要な通気性、保温性にすぐれ、臭いもほとんどありません。またマジックテープを使って密封できることで虫の混入を防ぎ、かつバッグの口を広々と開けられるため、日々の生ごみ投入、攪拌作業がしやすい設計になっています。

・地域の未利用資源を使った基材開発

基材(バッグの中に入れる生ごみを分解する基になるもの)は、近隣の農家さんの未利用資源を使い地域や自然との循環を意識して手作りで製作しています。ベースとなるのは、稲の栽培で大量に副産物として発生しその有効利用が求められている「籾殻(もみがら)」です。そのままでは水をはじいたり分解されにくい有機物ですが、細かく粉砕することでコンポストバッグ内の水分量の調整と堆肥の発酵に重要な炭素分の供給の役割を担います。この粉砕した籾殻に、近隣の農家さんからいただいた籾殻を燻して、丁寧に作りあげた「籾殻燻炭(くんたん)」を加えます。籾殻燻炭には無数の穴が空いているため、微生物の住処になったり、酸素を供給します。また保水性にも優れているため、コンポスト中の水分を程よい状態でキープしてくれます。最後に加える「ぼかし」は、米ぬかに適度な水を加え、毎日かき混ぜると米ぬかの常在菌の酵母菌などの働きからできあがるもので、微生物の分解を促進する発酵促進剤の役割を担っています。これらの地域の農業でうまれた未利用資源を自分たちの手間をかけて基材として活かすことで、輸送にかかるCO2を削減し、また地域内での資源循環の仕組みを作っています。

・家庭生ごみの削減によるCO2削減

現在、日本の家庭から廃棄されている生ごみは年間約1000万トンほどと言われていますが、その約90%を焼却処理しています。生ごみはその約80%が水分のため、ごみ焼却時に多くの燃料エネルギーを消費し、結果多くのCO2を排出していています。また生ごみは、腐敗しやすいので資源循環が遅れており、CO2削減の余地が大きい資源と言われています。そこでコンポストを使って生ごみに含まれている栄養を微生物が分解し堆肥化することで、CO2の削減に寄与します。

・30haの自社農場や近隣の里山と連動した循環システム

出来上がった堆肥は、自宅のベランダや庭のプランターなどで野菜やハーブ、草花を育てることができます。しかし長期間生ごみの堆肥化をおこなうことで、堆肥が余ってしまった場合は、KURKKU FIELEDSや地域の農場でお預かりし、稲や野菜を作る肥料としたり、また森などの自然作り、里山作りの肥料としても活かしていく計画です。ご自宅で作る肥料が、自分が食べる食物や、遊びにいく森作り、里山作りに寄与していきます。

・KURKKU FIELDSスタッフのサポート

KURKKU FIELDSでは2011年の開墾開始以来、日々の農業の中で、微生物を活かした発酵肥料を作り、農作物を育てています。また2021年に入り、いろいろなコンポストバッグを試作し、いろいろな基材の調合を試してきました。またご自宅でのコンポスト作りの際に、わからないことや困ったことがあった場合、そのノウハウを元に親身になってスタッフがサポートします。循環を感じられる体験やプログラム、イベントを提供していきます。

・商品について

コンポストバッグ基本セット(3,850円(税込))

まず始める方はこちらの基本セットをお買い求めください。おうちに到着したその日からコンポスト生活を始めることができます。商品には、以下のものが含まれます。

1. コンポストバッグ

ペットボトルなどの廃プラスチック材をリサイクルした素材を使用したバックです。マジックテープなので広げやすく、混ぜやすいのが特徴です。混ぜ終わった後は、マジックテープをしっかり閉じてください。

2. 基材

”基材”とは、バッグの中に入れて生ごみを投入していくための土のようなものです。生ごみを発酵、分解させる役割になります。その中身は細かく粉砕した「籾殻」と「籾殻燻炭」を独自の配合で混ぜたものに、「ぼかし」を添加しています。生ごみが発酵しやすいように調整してあるので、温かいところに保管しておくと虫が発生することがあります。届いたら早めにコンポストを始めてください。

地域の農業で発生した未利用資源である籾殻を使うなど、近隣で手に入る素材を使うことで、輸送にかかるCO2も出来る限り削減できる様に基材を選びました。

【籾殻(もみがら)】

稲の栽培では大量の籾殻が副産物として発生しその有効利用が求められています。そのままでは水をはじいたり分解されにくい有機物なので利用しにくいものですが一手間かけることで有効な資源になります。

クルックフィールズコンポストでは籾殻を粉砕すると硬い殻は繊維状になり吸水性が生まれ分解しやすくできることに着目しそれを基材に利用することを考えました。コンポストバッグ内の水分量の調整と堆肥の発酵に重要な炭素分の供給の役割を担っています。また、稲が籾を守るために表面を覆っているガラス質のケイ酸分は堆肥にすると植物の病害虫への抵抗力を高める成分として働きます。

1991年製の古い籾殻粉砕機を再生利用し、網目の異なる2種類のフィルターで粉砕し、コンポストバッグ内での機能に向いた割合を実験しブレンドしています。

原料を海外から輸入するのではなく近隣の農家さんのものを使用しカーボンフットプリントに配慮した材料調達を行なっています。

【籾殻燻炭(もみがらくんたん)】

籾殻を燻して炭にしたものです。無数の穴が空いているため、生ゴミを分解する微生物の住処になったり、微生物に酸素を供給してくれたりします。また、保水性にも優れているため、コンポスト中の水分を程よい状態でキープしてくれる他、酸性に傾きがちなコンポスト内部のpHを中和してくれます。たくさんのメリットがある燻炭ですが、作るのには手間と時間が必要。近隣の農家さんからいただいた籾殻を使い、丁寧に丁寧に作りあげました。

【ボカシ】

米糠に適度な水を加え、毎日かき混ぜると米糠の常在菌の酵母菌などの働きで発酵資材のボカシができます。最初はパン発酵のような甘い香りだったものが、段々と味噌や醤油のようなアミノ酸の匂いへと変化してい来ます。この香りを完成の目安としています。

このボカシはコンポストバッグに生ゴミを入れていく最初の段階での微生物の分解を促進する発酵促進剤の役割を担っています。

原料の米糠は木更津市内の農家さんやお米屋さんから供給してもらいクルックフィールズではニワトリの餌にも使用しており、地域の未利用資源を活用する取り組みとなっています。

3. ブースターキット

生ごみの投入を始めたばかりの時など、環境によってはなかなか発酵が進まないことがあります。そんな時は、この粉をひとつかみ一緒に入れてみてください。粉の正体は米ぬか。精米すると必ず出る身近な素材で、発酵を手助けしてくれます。

 

コンポスト基材1回分(2,050円(税込))/ コンポスト基材定期便(1,850円/1回(税込))

2ヶ月ほど生ごみを投入すると、基材が粘り気を出して堆肥化さ れ、生ごみを新たに投入しても分解できなくなってきます。そこ まで基材の熟成が進んでくると、さらに1ヶ月熟成させて堆肥にし ていきますが、その際、新しい生ごみを投入するための新しい基 材を購入します。ブースターキット付き。また、コンポスト基材 を2ヶ月に1度、お送りする定期便サービスもございます。基材 を1回1回買うより200円、お得になります。

コンポストバッグ単品(1,980円(税込))

コンポストバッグのみを購入される方向けです。2ヶ月経った基材を1ヶ月熟成させるためのバッグとしてもお勧めです。

 

・実際にやってみよう

Step 1 準備

基材をバッグに入れて、風通しの良いところに設置しましょう。スノコの上に置くと風が通りやすくなります。

Step2 生ごみ投入

基材の真ん中にスコップで穴を掘って、中心にごみを入れて基材となじませた後、山を作るように端の基材をかぶせます。

Step3 分解

毎日生ごみを入れると分解が進み、基材が発熱してきます。ポイントをよく読んで、分解がうまく進むように環境を整えてあげましょう。投入の期間は2か月が目安です。

Step4 熟成

生ごみを入れる期間が終わったら、1ヶ月くらい熟成させて堆肥化します。この期間中も週に1度くらい空気に触れるようにかき混ぜましょう。(熟成の期間に入ったら、新しい基材を購入して、新しいコンポスト作りも始めましょう。)

・うまく堆肥化するポイント

自然界では、土の中にいる微生物が生き物の死骸や枯れ葉を分解して、土の栄養分にし、植物を育てるサイクルが起こっています。それと同じように、人工的に生ごみを堆肥になるまで分解するように作られたのがこのコンポストバッグです。うまく堆肥化させて、楽しいコンポストライフを送りましょう!

ポイント①生ごみの大きさと種類

生ごみが堆肥化するのは、基材に住む微生物が生ごみを食べて分解し、発酵するからです。なので、野菜くずなどは小さく刻んであげると混ざりやすくなり、うまく分解します。魚や肉など動物性の物は、分解しやすい状態で入れないと臭いや虫の原因になるので、まずは野菜くずやお米等から始めるのがおすすめです。

ポイント②温度管理

発酵には熱と酸素が必要です。いつも基材の真ん中に生ごみがあって、中心部が発熱している状態を目指し、1日1回混ぜて空気を入れましょう。生ごみを入れたら、中心部の基材だけを混ぜ合わせて、周りの基材を断熱材として使うようにするのがコツです。中心の温度が十分に上がらない時には、発酵を促すブースターを使ったり、カロリーの高いもの(揚げ油・天かすなど)を入れたりして温度管理をしましょう。

※条件によって発火の危険性を伴います。一度に入れる油の量は大さじ3杯程度にしましょう。

ポイント③水分量

基材を握ると、湿っていて少し塊になるくらいの水分が必要です。1日200g程度の生ごみが出る用であれば生ごみの水分で発酵しますが、水分が足りないと感じるときはお米のとぎ汁や水道水を加えて水分を補ってあげましょう。

ポイント④設置場所

生ごみの堆肥化は、生ごみの発酵熱によって水分を蒸発させることで進みます。コンポストの下にスノコを敷いて風が通りやすくする、直射日光があたらない場所を見つけておく場所を決めるなど、設置場所もじっくり選んであげてください。

ポイント⑤虫対策コンポストを使っていく中で、出やすい虫はハエ・コバエ・ミズアブ・ダニ等です。虫は臭いに敏感で、少し発酵が腐敗に偏ったり、動物性のものを入れたりすると目ざとく見つけて卵を産みに来ます。一番の対策はバッグの口をしっかりと閉じる事、そして内部の環境を適切に保つことです。それでも虫が湧いてしまったときには、一旦ビニールに移して熱殺菌をしたり、天日干しにして死滅させたりします。虫によって対処法が違うので、コンポスト専用のインスタやFAQも参考にしてください。

*何かわからないことがあれば、スタッフがアドバイスします。専用メールアドレスにお問い合わせください。

(コンポスト専用お問い合わせメールアドレス:compost@kurkku.jp)

 

・熟成されたあと

熟成したコンポストは、2倍の土と混ぜて使うことで、植物が育ちやすい良質な肥料になります。ぜひご自身でその土を使ってベランダに新しい緑を増やしてみてください。都市で暮らしながらも、自分にも緑が増やせる・野菜が作れる・生命を育める、という実感を持っていただけたらとても嬉しく思います。

自宅で余った肥料はまたKURKKU FIELDSを通じて自然に循環させていくプログラムもこれから実施予定です。森づくりに活かしたり、農場で野菜を作る肥料に活かして、皆さんと協力して新しいいのちを作る循環を作っていきたいと思います。

 

<コンポストバッグ開発者 四井真治氏よりコメント>

現代は農業までも環境を壊す産業となってしまっています。しか し、本来の農は自然と繋がる持続可能な生活技術でした。農耕の1 万年以上続いてきた文化は様々な自然の仕組みを応用した持続可 能な工夫の積み重ねでそれに失敗した文明は滅びています。つま り、究極の持続可能は生活と同時に土を作る暮らしなのです。今 回、パーマカルチャー的に生ゴミコンポストを考えそんな仕組み ができ物事が広がる素材として籾殻で全てを賄える基材を開発し ました。皆さんの日々の暮らしが豊かな環境づくりに繋がります ように。

<四井真治氏プロフィール>
信州大学農学部森林科学科にて農学研究科修士課程修了後、緑化 会社にて営業・研究職に従事。その後⻑野での農業経営、有機肥 料会社勤務を経て2001年に独立。土壌管理コンサルタント、パー マカルチャーデザインを主業務としたソイルデザインを立ち上げ 、愛知万博のパーマカルチャーガーデンのデザインと施工指導、⻑崎県五島列島の限界集落再生プロジェクト、宮城県石 巻市雄勝町のモリウミアスのパーマカルチャーデザイン等に携わる。企業の技術顧問やBeGoodCafeやパーマカルチャー センタージャパンなどのNPO法人でのパーマカルチャー講師、東北芸術工科大学非常勤講師を務める。2007年から山梨 県北杜市へ移住し、八ヶ岳南麓の雑木林にあった一軒家の森を開墾・増改築し、独自の“人が暮らすことでその場の自然 環境・生態系がより豊かになるパーマカルチャー”の実践と研究を続けている。日本文化の継承も取り入れた暮らしの仕 組みを提案するパーマカルチャーデザイナーとして、国内外で活動。   

 

 

 

 

 

 

 

KURKKU FIELDSコンポストバッグ販売ページ: https://kurkku.thebase.in
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KURKKU FIELDSコンポストバッグ専用問い合わせメールアドレス:compost@kurkku.jp